隠し砦の三悪 | 邦画
黒澤明監督の名作。
隠し砦の三悪人
黒澤明監督の有名な作品を観ました。出演者は
三船敏郎
千秋実
藤原釜足
上原美佐
藤田進
白黒の時代の1958年作の時代を凄く感じる作品でした。
樋口真嗣監督が2008年にリメイクしたくらいの今にも影響のある作品です。
原作の黒沢明監督の方は日本流のアクション。侍の戦い、乗馬、また、
アドベンチャーアクションなど、アクション要素をたくさん入れている作品。
その中にコメディの要素が加わった物語でした。邦画によく入るコメディは
この時にすでにあったようです。物語の中に描かれている中にはこの頃の
大変さなど、泊まるのも木の根の下とか、泥だらけで女優も演じていました。
撮影も山の道で撮影するのではなく、大きな岩とか木とか、草とか生い茂っている
撮影のしにくいところで行っていたり、作るのもすさまじさを感じる映画でした。
一方で、この頃、俳優、女優は気取り気を感じます。表現力としてはまだ、
未熟な演技で、ぎこちなさを感じました。今の方が人間味のある演技をしていて、
表現力の豊かさがわかる作品でもありました。リメイクをするということは樋口
監督は黒澤明監督や原作「隠し砦の三悪人」に影響を受けてリメイクしている
と思います。この時代の日本がここで映しだされていることも多く、意外な
日本を知ることにもなりました。